SEOにも影響大!Next.jsのImageコンポーネントで出来ること

SEOにも影響大!Next.jsのImageコンポーネントで出来ること

Next.jsのImageコンポーネントの便利さに(今更)感激したので、できることを調べてまとめました。

ざっくりというと、画像を表示させる際の最適化がシンプルな記述で簡単に実装できるのがかなり快適だと感じました。

画面サイズに合った大きさの画像を表示させたり、ウェブ向けのフォーマットで表示させたりすることはページの読み込み速度に直結し、SEOへの影響も大きいのでウェブサイトで集客を行う際には重視するべき項目の一つだと考えています。

自動画像最適化

Next.jsは、画像のサイズやフォーマット(AVIF、WebPなど)を自動で最適化します。これにより、画像のファイルサイズが削減され、ページの読み込み速度が向上します。

レスポンシブ画像

sizesプロパティを使用して、異なる画面サイズに応じた画像を提供します。これにより、デスクトップ、タブレット、モバイルなど、どのデバイスでも最適な画像が表示されます。

遅延読み込み

loading="lazy"プロパティを使用して、画像がビューポートに入るまで読み込みを遅延させます。これにより、初期読み込み時間が短縮され、ユーザー体験が向上します。

プレースホルダー

placeholder="blur"プロパティを使用して、画像が読み込まれる前にぼかし効果を表示します。これにより、画像が表示されるまでの間、ユーザーに対してスムーズな体験を提供します。

優先度設定

priorityプロパティを使用して、重要な画像の読み込みを優先します。これにより、ページの主要な部分が迅速に表示されるようになります。

カスタムローダー

loaderプロパティを使用して、カスタムローダーを指定できます。これにより、独自の画像読み込みロジックを実装することができます。

エラー処理

onErrorプロパティを使用して、画像の読み込みエラーを処理します。これにより、画像が読み込まれなかった場合に代替の処理を行うことができます。

スタイル設定

styleプロパティを使用して、画像の表示スタイルをカスタマイズできます。これにより、画像の見た目を自由に調整することができます。

Next.jsとWordPressの画像機能の比較

仕組みが違うので比較するべきか悩みましたが、後半ではWordPressと比較してみました。日本ではまだまだ主流のCMSなので比較対象として分かりやすいかと思ったので!

先に結論を書いておくと、WordPressではプラグインをたくさん入れて実装しないといけないものが、Next.jsのImageコンポーネントを使うとかなりシンプルな記述で実装できるので開発者に優しいと感じました。

WordPressとNext.jsのメリット・デメリットの比較は後日詳しく書こうかなと思います。

画像最適化

  • Next.js: 自動で画像を最適化し、デバイスに応じた最適なフォーマット(AVIF、WebPなど)を提供します。これにより、ページの読み込み速度が向上します。
  • WordPress: 画像最適化プラグイン(例:Smush、EWWW Image Optimizer)を使用することで、画像の最適化が可能です。ただし、プラグインの設定や管理が必要です。

レスポンシブ画像

  • Next.js: sizesプロパティを使用して、異なる画面サイズに応じた画像を提供します。これにより、デスクトップ、タブレット、モバイルなど、どのデバイスでも最適な画像が表示されます。
  • WordPress: レスポンシブ画像をサポートしていますが、テーマやプラグインの設定に依存します。スマートフォン向けに事前に画像を複数パターン用意しておく必要があったり、必要以上に大きな画像が使用されてページ読み込み速度に影響が出る場合があります。

遅延読み込み

  • Next.js: loading="lazy"プロパティを使用して、画像がビューポートに入るまで読み込みを遅延させます。これにより、初期読み込み時間が短縮され、ユーザー体験が向上します。
  • WordPress: テーマに依存します。テーマが対応していない場合には遅延読み込みプラグイン(例:Lazy Load by WP Rocket)を使用することで、画像がビューポートに入るまで読み込みを遅延させることができます。

プレースホルダー

  • Next.js: placeholder="blur"プロパティを使用して、画像が読み込まれる前にぼかし効果を表示します。これにより、画像が表示されるまでの間、ユーザーに対してスムーズな体験を提供します。
  • WordPress: プレースホルダー機能はテーマやプラグインに依存します。特定のプラグインを使用することで、ぼかし効果を実現できます。

結論

Next.jsのImageコンポーネントは、画像の最適化とパフォーマンス向上において非常に優れています。WordPressでも同様の機能を実現できますが、プラグインの選定や設定が必要となるため、手間がかかる場合があります。