朝から仕事をして、ひと息入れながらお気に入りの漫画の新刊を読んでいた昼下がり。

ふとTwitterを開くと『安倍さん』がトレンド入りしていた。

箱を開けてみると「銃撃」の文字。

一瞬、同名の人に起きた海外での事件だと思った。でも、きちんと読むとどうやら本当にあったことらしい。

日本という国で銃を使って社会的地位の高い人を襲撃するのは相当に難易度が高いものだと思っていたし、かなり動揺した。

現首相でも無い安倍さんを襲撃してどうするのさ、という思いもあった。首相を長く勤めていたし、非常に裕福なのでどこかの何かへの影響力は当然あるだろうけど、庶民が彼を殺めたところで何が起こせようかと。

何かしら意図があるのかとか、盲目的に安倍さんを憎み敵視する類の人なんだろうかとか、色々邪推してしまうことはあれど、今はとにかく悲しい。

面識があった訳でも、大っぴらに応援してきたわけじゃないけど、ついこの間まで多大なストレスと戦いながら日本を引っ張ってきた人がこんな亡くなり方をするなんてどうかしてる。

政治家という職業柄、見えない所で色々な事はしてきたかもしれないけど、表に出てきてる範囲で人の道を外れるような事はしていないし、奥さんとも仲睦まじくて笑顔に人柄が滲み出てたじゃない。悪い人ではないって。

安倍さんが亡くなったこと自体も、銃で襲撃されたことも衝撃的だけど、それを茶化したり喜んでいる人達がいることも悲しい。ウケ狙いの冗談としてかましている人も一定数いるみたいだけど、それが面白いと思ってる事が悲しいのよ。

そういうのに対して「お前みたいな奴が死ねばよかったのに」って返すのもどうかと思うけどね。

正式な発表があるまでは「頑張れ！」と一命を取り留めることを願っていたけど、訃報が流れてきてとても悲しい。

安倍元総理大臣のご冥福をお祈りいたします。